良い子すぎてつまんない
20代の前半
「良い子すぎてつまらない」
と言われて2回立て続けに振られた。
2回目の時は
涙も出てこなかった。
『また…だ…』
私は従順過ぎたのだ。
「あそこ行きたい。」とか
「あれ食べたい。」さえも言わなかった。
先に別の予定が入っていても
そちらをキャンセルしてでも彼の方を
優先させた。
振られたくないばかりに…
彼を失いたくないばかりに…
でも結果
自分の意見を言わない
何考えてるかわからない
つまらない女と思われて
最終的には振られるというお粗末な結果。
いつからか
自己主張が出来なくなってしまった。
他人について行く方が楽だった。
嫌われたくないから他人の顔色
うかがってばかりで…
いつからだろう。
いつからそんな性格になっちゃったんだろう。
あの頃からずっと
良い子の殻を被ったまま
アラフィフになった今でも変わらない。