７の段

数年前実家は建て直している。

もう昔の姿はない。

でも私が幼い頃育った家を

今でもはっきり思い出せる。

赤いレンガの屋根に白い壁、

建て増した２階屋。

間取りも今でもはっきり覚えている。

キッチンではなく台所。

まさに昭和のthe台所。

北側の窓から見える山。

西日が当たって夕焼けもよく見えた。

夜

夕飯の片付けが終わって

その台所の食卓で

母の算数レッスンは始まった。

私は算数が苦手だった。

嫌いだった…。

出来るようになりたい気持ちはあった…

と思う。

どんなに教えてもらっても

あまり上達はしなかった。

身に付かなかった。

あまりの理解力の無さに

母の口調がどんどん怖くなっていく。

　　　　出来ない。

　　　　　わからない。

　　　　　　　理解出来ない。

　　　　　　　　　母機嫌悪くなる。

　　　　　　　　　　　私緊張する。

　　　　　　　　　　　　　ミスする。

　　　　　出来ない… 

まさに負のスパイラル。

今でも時々

「あんた７の段言えなかったっけねー」

と冗談まじりに言われる。

確かに言えなかった。

でも

"算数出来ない子"

のレッテルを貼られなかったら

どうだったのだろうか？

あー私…。

自分がやられて嫌だった事

同じ事

自分の子供達にしてる。

母から劣等感を植え付けられ

そして私自身が

子供に劣等感を植え付けている。

同じ事やってるじゃん…。

ここで断ち切らないと…。

冷え性

手が

指先が

凍るように冷たい。

足先、ふくらはぎ、太もも…

体の動脈も静脈もリンパも

ぜーんぶ

ぜーんぶ止まってる感じ。

寒い

寒い

寒いというより冷たい。

辛いんだよ。

キツイんだよ。

「運動不足だからちょっとは動けば〜」

とか

「食べ物が悪いんだよー」

とか

「カフェイン取り過ぎ」

とか

「マイナス思考だからだよ」

とか

うるさい

うるさい

うるさ〜い!

辛いんだよ！

治せるもんなら治したいよ!

その前の段階なんだよ

誰にもわからない

わかってもらえない

生姜紅茶とか

ニンニクとか

酢玉ねぎとか

りんごにんじんジュースとか

カフェイン抜きとか

筋肉つけろとか

走れだとか

歩けだとか…

わかってるよ!

動けるもんなら動いてるよ!

養○酒も飲んだ

サプリも漢方だって飲んだ

鍼も

リンパマッサージも行った

冷え性は冷え性の人にしかわからない

病気じゃないかもしれないけど

病気になっちゃうかもしれない

不安は半端ないんだから

虚弱体質とか言わないで！

体温高くなりたい…

あったかくなりたい…

良い子すぎてつまんない

20代の前半

「良い子すぎてつまらない」

と言われて2回立て続けに振られた。

2回目の時は

涙も出てこなかった。

『また…だ…』

私は従順過ぎたのだ。

「あそこ行きたい。」とか

「あれ食べたい。」さえも言わなかった。

先に別の予定が入っていても

そちらをキャンセルしてでも彼の方を

優先させた。

振られたくないばかりに…

彼を失いたくないばかりに…

でも結果

自分の意見を言わない

何考えてるかわからない

つまらない女と思われて

最終的には振られるというお粗末な結果。

いつからか

自己主張が出来なくなってしまった。

他人について行く方が楽だった。

嫌われたくないから他人の顔色

うかがってばかりで…

いつからだろう。

いつからそんな性格になっちゃったんだろう。

あの頃からずっと

良い子の殻を被ったまま

アラフィフになった今でも変わらない。

思考の癖

ずっと気になっていた言葉…

私の『思考の癖』って何？

私の体調不良も

肩凝りも

冷え性なのも

怒りっぽいのも

マイナス思考なのも

子育てが思うようにいかないのも

人間が苦手なのも

全部全部全部ぜーんぶ

私のこの『思考の癖』のせいらしい。

今までの育ってきた過程、環境、

生い立ちをさかのぼる作業。

時に残酷で辛い作業になるかもしれない。

今まで封印してきた事、

思い出したくないから蓋してきた事を

えぐらなければならない。

「自分史書いてみれば？」

そう言われたところで

やり方もわからないし

そこまで必要に迫られていなかったので

ほったらかしてきた。

何をどう悩んで

何が苦しいのかさえ

わからない。

でも辛い。

直せるものなら直したい。

膨大な作業。

でも探ってみたい。

どうやって私という人間が、

考え方が、思考が出来上がったのか？

怖い。

怖いけど知りたい。

楽になりたい。

これはちょうど一年ほど前の

私の気持ち。

真っ暗闇のトンネルの中を

転んだり、壁にぶつかりながら

泥だらけになりながら、

擦りむきながら、

歩いている感じ。

もちろん今も彷徨っている。

向かっている先に出口があるのかさえ

わからない状態が

今、

一点の光が見えてきた。

こっちだよ〜

こっちであってるよ〜

って声がした。

何ひとつ

趣味も仕事も長続きしないし

達成した事もない。

でもブログは

やってみたかった。

ずっとやってみたいと思ってた。

希望より不安の方が大きい。

でももういい！

見切り発車してしまえ！

自分のために…

始めて

み…る…

このブログと共に成長させてください。

よろしくお願いします。